今こそ、「公募展」の時代!そしてこれからも!(第1回) 
【動画】「アジアの近代絵画をご存じですか?」公募の原点を探る↓
https://www.youtube.com/watch?v=t_gPG2aU684
【動画】「東京・ソウル・台北・長春−官展にみる−それぞれの近代美術」展の魅力をご紹介!↓
https://www.youtube.com/watch?v=9ikpfb23Vms



現在、東京・府中市で開催中の「東京・ソウル・台北・長春−官展にみる−それぞれの近代美術」展。

その会場である、府中市美術館の志賀秀孝氏。

会期中にも関わらず、公募に関わる方、そして作品制作を続けていらっしゃるART公募読者の皆様へむけた熱いメッセージを頂戴しました。

8日の日曜日が最終日に迫るこの企画展は、公募の歴史を探るための貴重な展覧会となっています。


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今こそ、「公募展」の時代!そしてこれからも!




人は、何の為に描き、創るのでしょうか?

作品を他人にはみせず、自分の為だけに創ることはおそらくできないでしょう。

見知らぬ他者にみられる時に、はじめて制作は「作品」になる。

結果は、入選・受賞という好評でも、あるいは落選という酷評であっても、それは、その時点で作品が「みられた」証といえるでしょう。真の作品価値を云々するものでもないのではないでしょうか。

アーティストとしてその身体から絞り出した「作品」を誰かに問う。これこそ公募展の本源的な役割だと思います。これからも、ずっと美術作品制作とともに作品のそばに存在し続けることでしょうし無くてはならないものでしょう。

日本で、公募展が始まったのは明治時代、文部省が公設公募展をはじめたのが明治40(1907)年。現在も民営の「日展」など多数の公募展活動に連なっています。そして、これは韓国や台湾、満洲でも戦前行われました。ではどんな風に?

公募展とは何かを考える「東京・ソウル・台北・長春 官展にみるそれぞれの近代美術」を府中市美術館(6月8日まで)で開催しています。これまで、全く紹介されてこなかったこの戦前の公設公募展を国内外の各国各地の国公立有名美術館の名品を一堂に展示しています。




厳しい時代の中で、画家達はどのように時代と向き合い、自身の作品をつくりあげたのでしょうか。そして「審査」し、「審査」されるとはどういうことかを考える貴重な機会となっています。フランスのサロンに由来する公募展が如何にアジアに定着したか。こうした様々な官展で、それぞれの作品の佳(よ)さを是非、ご体感ください。



府中市美術館 志賀秀孝



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「東京・ソウル・台北・長春−官展にみる−それぞれの近代美術」展
●会期:2014年5月14日(水)〜6月8日(日)
 休館日:5月26日(月)のみ

●会場:府中市美術館
東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/