東京都美術館が毎年春に開催する「公募団体ベストセレクション美術」展に
出品した作家の中から、今後活躍が期待される50歳以下の若手を選抜し、
個展形式で紹介する展覧会です。
出品作家は,官展の流れをくむ伝統ある日展から森美樹(日本画)、武田司(工芸)。
自由な制作と発表の場を求めて設立された国画会からは西村大喜(彫刻)。
「情実を排しつつ、新人を抜擢し、これを積極的に世に送ることに努める」とした二紀会からは戸田麻子(洋画)。
フォーヴィズムを基調として出発した独立美術協会から花澤洋太(洋画)。
各団体の背景や心情の違いを感じながら鑑賞するのも
公募展の出品を検討している方には参考になりそうです。
本展の為の大型の新作も多く発表されています。
新鋭作家の勢いある作品を是非ご覧ください。
都美セレクション 新鋭美術家2016
New-wave Artists 2016―From the Public Entry Exhibition
■会期:2016年2月19日(金)〜3月15日(火)(3月7日(月)休館)
■会場:東京都美術館 ギャラリーC
■時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
■夜間開室:毎週金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
■観覧料:当日券 一般500円/65歳以上 300円 団体券 300円
■主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
■出品作家 [50 音順、敬称略]
武田 司 (【工芸】1970年生まれ 日展会友)
戸田 麻子(【洋画】1990年生まれ、二紀会準会員)
西村 大喜(【彫刻】1986年生まれ、国画会会員)
花澤 洋太(【洋画】1967年生まれ、独立美術協会会員)
森 美樹 (【日本画】1968年生まれ、日展準会員)
■公式WEB
http://www.tobikan.jp/exhibition/h27_newwave.html